「みくみく」にされちゃうのはむしろ音楽業界のほうではないか

http://labaq.com/archives/50777467.html

オリジナル楽曲と、歌声という楽器と、ユーザー自身による歌唱。

作詞、作曲は出来た、後は歌唱だけだ、という状況が長く続いたのだが、ついにブレイクスルーのときが来たようです( ´ー`)

少なくともそれが消費者の音楽を聴く時間を、従来のJ-POPなどから奪うことになるわけです。

そう、既存のアーティストの最大のライバルとして、ユーザーが作った音楽が台頭する可能性すらあるわけです。

しかもユーザーが作った音楽に、DRMはありません。コピーフリーです(技術的には)。

それほど音楽を作るユーザーがたくさんいるだろうかと疑問に思う人もいるでしょう。実は音楽の世界も裾野はものすごく広くて、無料で聞ける音楽を提供しながらCDを売ってるようなインディーズ系のアーティストはものすごい数がいます。

まぁ、揺り戻しはあるだろうし、プロは消えないとは思うけど、神扱いではないプロはダメになるだろうね。あと、どんな機材がそろっていても、今までは距離の制約があった。でも今は違う。みんながこうしてネット越しにひとつの曲をブラッシュアップしたり、マッシュアップしたり、コラボしたり、編曲、アレンジ、オマージュ、パクりなどなど。聞きたい姿で聞きたい形の曲をみんなで組み立てていく。そして、これに関わる人数がネットに拠って半端なく増えている、ということに尽きると思う。
昔はエジソンやらダビンチやらいろいろな偉人がいたが、今はいない、というが、それはちょっと違う。こういう偉業はもう個人一人の力では如何ともしがたい領域に入ってきたから団体戦に入ってきている、というだけのことであって、一人の天才作詞作曲家や歌手の努力を超える力が集まりだしている、と理解した方が自然だと思う。