日教組組織率と全国学力テスト結果との関連を調べてみた

http://iwaiwa.cocolog-nifty.com/blog/2007/10/post_e934.html

 で、上にある表の数字を元に、組織率と順位との相関関係を調べてみた。組織率が高いほど順位は下がるので、マイナスの相関となる。なお、相関係数は−1から+1までの間の値をとり、次のような意味となる。

 −1.0〜−0.7 … 強い相関あり
 −0.7〜−0.4 … かなり相関あり
 −0.4〜−0.2 … やや相関あり
 −0.2〜+0.2 … ほとんど相関なし
 +0.2〜+0.4 … やや相関あり
 +0.4〜+0.7 … かなり相関あり
 +0.7〜+1.0 … 強い相関あり

日教組組織率と小学校の順位との相関関係。
 相関係数は−0.14で、ほとんど相関なし。

日教組組織率と中学校の順位との相関関係。
 相関係数は−0.49で、かなり相関あり。

 グラフを添付しておく。ピンク色の線が実際の順位で、赤色の線が傾向を表している。小学校ではバラバラだが、中学校では秋田、静岡、愛知(それぞれ高順位)を除き、ほぼ組織率と順位が反比例している。

というわけで、共産主義の良し悪しは別にして、人間競争しないと堕落する、っていうことには変わりがない。競争に巻き込まれて序列をつけられると実は教師が下のほうになってしまう現実が怖いからなのでは?