人の満足感は他人との格差が重要、ドイツ人研究者が研究発表

http://www.technobahn.com/cgi-bin/news/read2?f=200711270058&page=2

年の瀬になると昇給やボーナスが気になるものだが、最近の神経科学的な研究により、人は報酬をどれだけ手に入れたかという絶対的な量よりも、相対的に他人よりどれだけ多いのかを重視することがドイツの研究機関が雑誌「サイエンス」に発表した研究論文により明らかとなった。
(中略)
 実験では、ペアになった被験者がそれぞれ隣接する2台のMRIスキャナーに入り、正答すれば報酬が与えられるという推測課題を行ったもので、最初の段階では、腹側線条体の活動を初期状態に調整するために、被験者とパートナーそれぞれに同額の報酬を提示。その上で、実験が進むにつれ、わざとパートナーと異なる報酬額を被験者に提示したところ、腹側線条体の初期状態からの変化量は、パートナーと比較してどれだけの報酬を得ることができたかという相対的な報酬量に依存することがわかったとしている。

人間は自然界の動物のように食べる分だけ収入を得ると言う感覚はないと言う事なのか。
業が深いな…人間は。