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無医地区問題と医療費についての歴史

http://www.tochigi-med.or.jp/~shioya/m_watch/m_watch.cgi?action=html2&key=990801151628

 無医地区の、無医地区たる理由は、診療所の個人経営が成り立たない地域だからでは無く、医師の子弟の教育が困難なわけでも有りません。 そこの地域住民が悪い、殊に、自分が有力者だと思い込んでいる首長、議員、町内会長、大地主、資産家等が、馬鹿な要求や他所者扱いや三流医師扱いをするから、医師が嫌がって地区を出て行くだけの事なのです。 本質的には、その地区出身の若者がいなくなるのと全く同じ理由なのです。

 馬鹿な要求の例が、診察時間中に、有力者が自分や自分の縁者について、先に診察しろと言う事、往診が必要な状態ではないのに、俺の顔を立てて往診しろと言う事、不要なビタミン剤や点滴をしてくれと言う事、時間内に来れるのに、特別扱いとしてわざと時間外診察を要求する事、診察券や保険証を呈示せず口頭で受付に氏名を告げもせず、顔パスを要求する事等々です。 直接に医師に言うとはねつけられるため、看護婦や事務員を介して要求することも有ります。

この人は良く分かってる。
田舎は田舎だから田舎なんじゃなくて、魅力がないから、生きにくいから田舎になったんだよね。
わたしも田舎暮らしだけど、機会があればいつでも都会に出る用意はあると思っている。
義理人情を超えた不合理、権力、圧力で田舎はみんな疲れてる。元気なんて出ない。

 さて、無医地区解消の話をしましょう。 医師は、都市部での生活がいくら苦しくなっても、無医地区には行きません。 一番冷たい見方としては、将来を考えれば、自動車の運転が出来ない老人が亡くなって減って行くわけですから、20年位で殆どの老人が車を運転出来る様になりますので、その時点で、現在の「半径何Km以内に医療機関が無い」という無医地区の定義自体が、離島以外では無意味になります。 離島以外の無医地区の独居老人には、連絡網を張るだけで大概の用が足ります。 とすると、時間の経過で自然解消を待つという手が有ります。

 次の手段としては、交通網の整備、つまり、道路の確保と家から医療機関迄の送迎や緊急搬送手段の確保です。 簡単に言えば、人の住む所には、車が楽にすれ違える程度の舗装路を通し、送迎バスと救急車の手配をすれば良いだけの事です。 これで、離島以外の無医地区はほぼ完全に消滅します。 これには金がかかりますが、従来型の公共事業として、少しは景気浮揚に役立つかもしれません、勿論、直接的採算は全く合いませんが。

 無医地区の住民の意識改革は不可能です。 彼らにとってみれば、彼ら自身はその地区に住み続ける事が出来た「勝者」であり、その地区の「正しい伝統」の継承者なのです。 「勝った」者が反省するなんて、有り得ない事なのです。

実際に医療はどんどん広域化している。
私のような田舎者は50kmぐらいの移動はもはや当然というぐらいの距離感で通院している。
もっとも、ここまで来ると、「通院できる人は健康体」っていう訳の分からない状態になってくるのだが。

あとこの解決方法の最大の弱点がある。
田舎は公共交通網が貧弱である。もちろん採算なんて合わない。
一方、高齢化で車なんて運転できなくなってくる。
さらに高齢化している人に限って、権力や悪しき風習を守りたがる「勝者」だったりする。
それでも命を懸けて自己の権力と悪しき風習を守るのが田舎が田舎たる所以だったりする。