【オトコ魂】30代になっても恋愛できない「心の童貞」

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30代になっても結婚できない、あるいは結婚しない男性が増えているのは周知の通りであるが、それ以前の問題として、目の前に立ちはだかる「恋愛」という名の壁の前で立ち尽くし、もがいている男性も多いという。

もちろん、「恋愛」というものは、単純にこちら側の意思だけではどうにもならず、様々な条件や事象が複雑に絡み合った後に成立するものだということは重々分かっている。しかし、そのスタート地点にすら立つことが出来ない30代男性が増えているというのだ。

「元々、慎重派なんですよね。それに、こう見えても、結構、周囲の目が気になる性格だったりするんですよ。ほら、中にはなりふり構わず恋愛に向かっちゃう男もいるでしょ?ああいうのができない。がっつきたくないんですよね。スマートなキャラでいたいし、マイペースに進めるのってものすごく怖いじゃないですか。女性のサインが読めないんですよね…最近。読めないまま突き進むと、絶対に断られる。断られるのが怖いから、慎重にならざるを得ない。この歳になってくると、どうしても仕事がらみの出会いが多くなる。そんな環境の中で、もし、相手に断られでもしたら…次の日から仕事がやりづらくなりますよね。そんなことをあれこれ考えているから、何も進まないんでしょうけど…」

そんな風に理由が明確になっているというのに、一向に前に進めることができない。恋愛に対して、それほどまでに切迫した想いというものがないのだろうか?

こんな状態でも「男性を保護しましょう」「優しくしましょう」「男性にも一定の地位を」「格差をなくそう」なんて言う声は微塵も出てこない。相変わらず「男、もっとがんばれ」の一点張り。

こうなってしまった原因の1つ目は、若年層男性は、彼らの父親があまりにもひどい目にあってきた影響なのではないだろうか。

「亭主元気で留守がいい」から始まり「粗大ゴミ」「濡れ落ち葉」とバカにされ、母親は我が子に「パパのようになっちゃダメだよ」と権威を落とすような事を吹き込み、その結果「パパのパンツと一緒に洗っちゃダメ」と言わせる。そのうち、男女平等の名の元、朝のゴミ出しは父親の役目。家計が苦しくなれば真っ先に削減対象になるのは父親の小遣いと衣服。母親の衣料代は温存して、父親の昼飯代はワンコイン。帰りが遅くなれば家を締め出され、不景気になれば給料が減り、リストラされる。甲斐性無しとののしられ、あんたのかわりに稼いでやる、とばかりにいやみを言われながら母親はパートに出かけ、子どもの養育費は私が出しているの、と救世主顔をする。

もう1つは、男の生理は「悪」、女の生理は「善」であると言う幻想で社会を作ってしまったからではないだろうか。

男は基本的に「粗野」「暴力的」「浮気性」。これが男だ。善悪はない。しかし、いつの間にか、これらの特性は悪いものであると言う認識をさせられている。
「女性には優しくせよ」「デリカシーを持て」「女が楽しくなる会話を心がけよ」「女の気持ちを理解しろ」「浮気はするな」「通りすがりの女を見るな」「私以外の女に欲情するな」「どんな事があっても暴力はいけない」「暴力は非民主的」「特定の女以外は相手にするにな」とまぁ、いっぱいある。たいていの人は「これは当然のことだ」と思うはずだ。しかし、これは男の生理に反する。言語能力は圧倒的に女の方が優れているし、細かいことも女の方がよく気がつく。脳みその出来が違う。男の脳はおしゃべりに向いていない。五感の出来も違う。男は赤い色に反応しにくいし、痛みにも対しても鈍い。特定の女に尽くしては子孫をたくさん残せない。男が残す子孫が1人か2人でいいんだったら、毎日のように精子を作る必然性がない。毎日精子を作るようにできているのは毎日子孫繁栄できる状態でなければならないから。人間の体は無駄には出来ていない。これが男だ。善悪はない。

もちろん女もいろいろと特性がある。

しかし、ここで問題になるのは、男より女が条件的に不利になるであろうことについては「男は気を使え」「女にハンディを付けろ」となるのに、女より男が条件的に不利になるであろうことについては「男がんばれ」「女に甘えるな」となることだ。

男と女がほぼ半々に生まれてくると言う事は、地球上で生きていくありとあらゆる要素を勘案した場合、強さはほぼ互角と言うことなのだ。男の方が若干出生率が高いということは、むしろ男の方が条件が不利だからと言うことの裏返しだ。

恋愛においてはもはや女の方が立場が強くなっている事は明白だ。さらに絶対数が少ないんだからなおさらだ。男はどうやっても余るのだから、女の売り手市場だ。
立場の強いものが譲歩しない限り、状況は絶対に変わらない。少し前までは、最弱の男でもね最強の女より立場が強かった。しかし、今は違う。完全に平等になったとはいわないが、弱い男と強い女という関係は珍しくもなんともなくなった。
男女混合同一競技のスポーツをした場合、トップは男かもしれないが、2位以下の第2集団はずらっと女、その後方に男の集団、という状況になったのだ。トップの男は女に譲歩する必要があるだろうが、第2集団の女は、第3集団の男に譲歩する必要が出てきたのだ。

男を叩いても、もはや男に立ち上がる力は残っていない。

いますぐ「男対策」をしても、それが効いてくるのは男の乳幼児が成人する頃になってからだろう。すなわち、未婚化、非婚化解消には少なくとも10年以上、現実的には20年か30年は掛かる、と言うことだ。