コンビニ弁当大苦戦中 この7年間で利用が約半分

http://www.j-cast.com/2008/07/06022399.html

なぜ消費者離れが進んだのか。

外食産業総合調査研究センターでは、次のように分析する。

「弁当は、持ち帰り弁当店やスーパー、デパ地下でも売っており、競合が多くなってきたからではないですか。例えば、コンビニでは弁当を温めないといけませんが、持ち帰り弁当店なら温かいままに出せます。また、スーパーなどでは、おいしいお総菜も売っており、こうした影響が出ていると思います」

「ほっともっと」弁当店チェーンを展開するプレナスも、競争激化があるとみる。「私どもでは店舗当たりの販売数に大幅な変動はないので、中食市場がしぼんでいることはない」としながらも、「すかいらーくが宅配したり、配達の弁当が増えたりと、外食が参入したあおりを受けた可能性があります」と指摘する。

マイボイスコム調査によると、消費者には、健康志向と高級志向が強い。あったらいい弁当として、「血液さらさら弁当」「ビストロスマップ弁当」などが挙げられている。

なんかこう・・・どれもこれも中途半端な分析のような。

私は実感でしか分からないが、

  • 価格が高い
  • 栄養バランスが悪い
  • カロリー高すぎ
  • 大して美味しくない
  • 添加物が多い

これに尽きると思う。

価格に関していえば、ちょっと前にも「北海道ではコンビニの500円弁当なんて買う奴はいない」っていう地元の人の声をどこかで見聞きしたけど、これが全国に広がっただけのような気がする。
ほか弁はうちの地元だと一番安い弁当を買うと300円でおつりが来る。まあ、田舎だからこの価格なんだと思うけど、それでも出来たての暖かい弁当というのはそれだけでも100円ぐらいの価値がある思う。添加物をかなり減らせるのもうれしい。

栄養に関していえば、コンビニ弁当は景気に左右されすぎる。不景気になると弁当の色合いがすぐに悪くなる。端的にいえば、茶色くなるのだ。豚肉、鶏肉のから揚げ、カツ、ソーセージ、コロッケ、やきそば…下手するとこれらとご飯だけ、という弁当が売り場を占めるようになる。工場で作って配送するタイプの弁当はただでさえ栄養価が悪い。そこに、炭水化物と肉類と脂質だけの素材+得体の知れない調味料+濃い味付け。品数が少ないからたくさん食べても満足感が得られないのだ。いや、食べた直後は満足かもしれない。でも、長続きしないのだ。これはいわゆる「はらもち」とは違う。人間、体に必要な栄養素が十分摂取できていないとどこかに物足りなさを感じるのだ。せっかく高いお金を出して弁当を買っているのに不満足。これでは売れなくなるのは当然。

コンビニ弁当は、辛子明太子や福神漬けのかつての「着色料問題」のように、本来の弁当というのはこういうものだ、と言う事を知らしめるときが来ているはずだ。消費期限、味、見た目などなど。