恋愛への関心 薄れる20代
http://d.hatena.ne.jp/yumyum2/20080715/p4
日本経済新聞の記事より。
- 恋愛に興味がない若者に出会うことが全く珍しくなくなっている。
- 恋人関係になるとメールも気を遣わなければならないので面倒くさい。
- 友達なら約束をドタキャンしても多少は許されるが、恋人の場合はいいわけを考えたり、なだめたりするフォローが必要で煩わしい。
- 徹底した合理主義と将来への不安が背景にある。
- 関係が長続きしなかったらそれまでの時間や費用が損になる。
- すぐ手に入るモノでなければ魅力を感じない。
- 中高生時代に異性とつきあい、恋愛とはこんなものとわかった気分になっている。
- デートの約束があるときに残業を命じられたら、仕事を選ぶ新入社員は1991年は6割、1999年は7割、2008年は8割となった。
- 今の20代には恋愛、結婚への明るいイメージが乏しい。
だ、そうで。
私は10年早く生まれたのかも。
これは個人的に何度も感じていることだが、恋愛=企業、仕事とダブるところが多々あるなぁ、と。これすなわち、企業活動における「経営寄り」の価値判断基準と同じじゃないのかなぁ、と。
- 仕事に興味がない若者に出会うことが全く珍しくなくなっている。
- 仕事関係になるとメールも気を遣わなければならないので面倒くさい。
- 友達なら約束をドタキャンしても多少は許されるが、仕事相手の場合はいいわけを考えたり、なだめたりするフォローが必要で煩わしい。
- 徹底した合理主義と将来への不安が背景にある。
- 関係が長続きしなかったらそれまでの時間や費用が損になる。
- すぐ手に入るモノでなければ魅力を感じない。
- 中高生時代にアルバイトをして、仕事とはこんなものとわかった気分になっている。
- デートの約束があるときに残業を命じられたら、仕事を選ぶ新入社員は1991年は6割、1999年は7割、2008年は8割となった。
- 今の20代には仕事、収入への明るいイメージが乏しい。
おお、なんの違和感もないではないか!
仕事相手の揚げ足を取ったり、足元を見て徹底的に叩いたり。とにかく隙あらばそこを徹底的に叩くのが良いビジネス、力こそ正義、規模こそ正義、と。
すなわち、若者はみんな企業のやり方をまねて生活しているのだ。
「若者が車を買わなくなった」と自動車メーカーが嘆く。しかし、若者は「車が買えるだけの給料を出していない」という。当然の因果関係だろう。給料は出さないけど、わが社の製品は買ってね、と。そんな都合のいいことが通るわけがない。
恋愛も同じ。
「若者が恋愛に関心を示さなくなった」と年寄りは嘆く。しかし、年寄りは「恋愛、結婚してよかった」と言ってきたのだろうか。
恋人が出来れば「クリスマスにはこれを買え」「休みにはこんなところにデートに行くべし」「ホテルはスイート」「こんなおしゃれしなさい」と踊らされ、結婚すれば「お金がない」「子育てが大変」「お父ちゃんのパンツなんて洗いたくない」「亭主は留守な方がいい」と散々なことばかり。年寄りはひどいこといってるけど、お前たちも味わえよ、と。そんな都合のいいことが通るわけがない。