中心市街地への出店助成、応募ゼロ 秋田市、募集期間を延長

http://www.sakigake.jp/p/akita/politics.jsp?kc=20080713k

 秋田市が中心市街地活性化を目指し5月上旬から募集していた出店促進補助制度の応募者が、先月末の応募締め切りまで全くなく、市関係者が頭を悩ませている。今月9日に政府認定を受けた市の中心市街地活性化基本計画にも盛っている事業だけに「やっと認定を受け、事業実施できることになったのに、応募がなかったのは残念」と市商業観光課。

 同補助制度は市の「“彩れ!いい店”プロジェクト」の一つ。基本計画の対象区域となっているJR秋田駅周辺、中通、大町などの空き店舗への出店を希望する事業者に対し、店舗改装などに必要な費用を最大270万円まで補助する内容だ。募集期間中の問い合わせは20件ほどあり、「中心市街地が注目されていることは実感した」(同課)と手応えも感じたが、応募者はいなかった。

私も秋田と五十歩百歩な所に住んでいるわけだが…
ぶっちゃけ、中心市街地はそもそも人がいない。しかも、駐車場もない。おまけに道路も狭かったり、信号が多くて流れが悪かったり。
そんなところに270万円の補助は「わずか」と言うしかない。
行政が出来る補助と言うのは限られているが、こういう中途半端で実にならない補助ならやらない方がいいのではないか。認定地域を1/10にして、補助金を2000万円ぐらいにして、さらに中心市街地の土地建物をある程度整理統合できるぐらいの財力、店舗兼住宅に住んでいながらお店だけ廃業している家主を半ば強制的に引越しさせる法律も必要だ。ここまでやってやっとある程度まとまった規模と品揃えの店舗ができるのではないだろうか。
敵は郊外の大型店だけではない。今の時代、地方は通信販売の利用度が上がっている。ガソリンが高くなっているので車での移動は減らしたい。これを考えれば通信販売の送料は相対的に安くなる。
ここまで考えると、中心市街地の再生は現実味がない。出来る事は地方の中心市街地地価の公示価格を積極的に下げ、土地の価格相場を下げ、再開発しやすくすることかもしれない。