「排気量」から「CO2排出量」へ 経産省が自動車税制の変更検討

http://sankei.jp.msn.com/economy/business/080824/biz0808240046000-n1.htm

 経済産業省が平成21年度の税制改正で、エンジン排気量の大きさを中心に税額を決めている自動車税制を見直し、走行1キロメートル当たりの二酸化炭素(CO2)排出量を基準に税額を決める方式への変更を検討していることが23日、わかった。

CO2排出量に対して税金額を決めるんだったら、自動車税撤廃して、その分をガソリンに税金かければいいんじゃないの?

CO2の排出量を減らしたいんなら、燃費に税金かけるんじゃなくて、ガソリン消費量に税金かけるほうが理屈としても正しいんだし。

燃費が悪ければ走行距離が短くてもCO2の排出量は増えるし、燃費が良くてもたくさん走ればCO2の排出量は増える。
たまの旅行にしか車は使わないよ、っていう人はCO2の排出量はもともと少ないし、だからこそ乗り心地のいい車がほしい、というかもしれない。

うがった見方をすれば、軽自動車つぶし。軽自動車作ってない某社歓喜?

普通自動車が売れなくなって軽自動車が売れている中、軽自動車のほうが税額が安いから、なんとかして軽自動車の税額を上げたい、っていう思いが見えなくもない。
これは発泡酒の登場でビールの税率変えたのと同じやり方。絶対に普通自動車の税率を下げるつもりはないだろうし、軽自動車の税率を上げるだろう。車が余計売れなくなって、また新たな官製不況の始まり。
お国というやつは、どうして貧乏になると我先に財源を確保しようとするのだろうか。豚は太らせてから食えというではないか。どうせ庶民を豚程度にしか思っていないんだろうから、せいぜい太らせてくれればいいものを「慌てる何とかは実入りが少ない」を地でいくことになる。

ついでだから、道路特定財源はそのまま「公共交通機関特定財源」にして、地方の電車やバスの充実や保護につかってくれれば、自動車依存度も下げることができるんだが…利権が生まれないからやらないだろうね。