『DMC』20億突破確実に見る新たなヒットの可能性

http://www.varietyjapan.com/news/movie_dom/2k1u7d00000ckq8s.html

 製作委員会にテレビ局が入らなくても、十分にヒットが可能になることが証明された意味からも、『デトロイト〜』の興行は特筆されていい。テレビ局がからめば、どうしても中身のバリエーションは限られてくる。だから、少し危ない内容かもしれないが、映画には向いているような過激な企画を、今後も映画化していったらどうだろうか。そうなれば、邦画の可能性が一段と膨らむはずだ。

DMC自体がネットのほうで受けが良かったって言うのももしかしたらあるかも。
それよりも、過激な企画はテレビを通らない、というところが大きいのだろう。もう10年ぐらい(?)前から言われていることだが「深夜番組のゴールデン昇格」が実は「降格」だという感覚が深夜番組ファンにはある。近年、大人気番組だった「トリビアの泉」ですら「深夜のほうが面白かった」という声のほうが多い。その他、ごく最近の「深夜からの昇格組」はゴールデンで軒並み低視聴率&低人気だ。ゴールデンで盛り上がって、ネタも尽きたあたりでゴールデン昇格するからなおさらひどい結果になる。深夜番組ファンからすれば「角が取れて丸くなるよりは黙って深夜のままでいいんだよ」っていう思いがある。視聴者は過激なものを求めているわけではない。ただ、ゴールデンの番組があまりにも「いい子」過ぎてつまらないのだ。
これを考えると、あえてテレビでは放送しにくい内容にして、映画やDVD、ネット配信で話題を作っていくことで、新しさを出していくことも面白いかもしれない。なんせ、バラエティ番組=宣伝番組になってしまっていることが多々あってがっかりすることか少なくないからだ。