新技術を取り入れた200万円以下の車

UPDATE1: 4月の国内新車販売(軽除く)、統計開始した68年下回り過去最低

http://jp.reuters.com/article/economicIndicatorsAndComments/idJPnTK027549020090501
 ただ、ハイブリッド車インサイト」が好調なホンダ(7267.T: 株価, ニュース, レポート)(軽除く)は前年比4.0%増の3万2387台と、6カ月ぶりに増加に転じた。トヨタ自動車(7203.T: 株価, ニュース, レポート)(レクサス除く)は同32.5%減の7万5777台、日産自動車(7201.T: 株価, ニュース, レポート)(軽除く)は同38.7%減の2万1170台で、ともに9カ月連続減少した。

 伏見理事は「(インサイトのように)ユーザーに受け入れられやすい車を出せば売れる。5月にはトヨタが『プリウス』を発売するので楽しみにしている」と述べた。

 国内の軽自動車メーカー7社がすべて前年を割り込んだ。このうちダイハツ工業(7262.T: 株価, ニュース, レポート)は前年比13.5%減の4万0987台、スズキ(7269.T: 株価, ニュース, レポート)が同12.8%減の4万0030台で、ともに5カ月連続減だった。

要するに、新技術を取り入れた200万円以下の車なら売れる、ということだろう。
単純に燃費がよければいいというものでもなく、安ければいいというものでもない、というのが消費者の答えだと思う。

ここからは更なる妄想。

携帯電話やパソコン、デジタルテレビやDVD、ブルーレイのように、ここ数年デジタル家電は目覚しい進歩とめまぐるしい規格の変化を繰り返してきた。
それに対し、自動車の変化・進化はいかにも遅く、かといって価格も家電品のようには下落しない。

エコ追い風、プリウス50万台生産へ 受注好調でトヨタ

http://www.asahi.com/business/update/0425/NGY200904240015.html
 新型プリウスの受注は、すでに4万台を超え、一部の販売店では注文の8割を占める。発売時には6万台を超える勢い。2月に発売したホンダのハイブリッド車インサイトは、発売後1カ月で1万8千台を受注したが、これを大きく上回る。

 現行プリウスの08年の国内生産台数は約30万台。トヨタは新型の好調な受注を受け、従来33万4千台だった09年度の生産計画を、49万5千台に引き上げる。現在、部品メーカーに対応が可能か確認中。

 08年の車種別の国内生産台数は、トヨタカローラが53万6千台、ホンダのフィットが約30万台。両車種とも今年度は不況の影響で生産を減らす可能性が高く、プリウスが国内最多生産になる勢いだ。

ほぼ間違いなくプリウスもたくさん売れるだろう。
現物がまだお目見えしていないプリウスにこれだけの予約が殺到するのはなぜだろうか。
もちろん第一は燃費のよさだろう。
が、技術的に他の車とはっきり違いがある、分かりやすいメリットがある、ということが車の差別化につながり、購買意欲を掻き立てるのだろう。
携帯電話の2Gと3Gの差。録画機のVHSテープとDVD・ブルーレイの差。テレビのアナログブラウン管とデジタル液晶・プラズマの差。
すべて基本機能は同じだ。
が、これ買っておけばしばらく安泰、と言う気持ちもあるだろう。
ハイブリッド車もそんな気持ちにさせるから売れるのではないだろうか。