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家庭は企業を追いかける

消える夢のマイホーム…「もう限界」給料減で売却

http://www.zakzak.co.jp/top/200907/t2009071820_all.html
 男性は1999年、座間市内の3LDKのマンションを、住宅金融公庫(現・住宅金融支援機構)などとの間で35年返済の3200万円ローンを組んで購入。月々の支払額は、それまでの賃貸住宅の家賃と同じ11万円だった。

今となっては違和感を感じるようになってきた「35年のローン」。
バブルのころに「100年ローン」とか「2世代返済」なんていうのもたくさんあったが、そのローン返済はうまく言っているのだろうか。
このご時勢、35年ローンなんて怖くて組めない。10年ですら怪しいと感じられるようになってしまった。
でもこれは企業もやっていたことなのでは、とも思える。
自社ビルや自社店舗を捨て、ひたすら賃貸で条件の良いところを条件に見合った金額で借りる。資産は持たない。
ましてやこれからの日本は少子高齢化。間違いなく人口が減る。人口が減れば不動産需要も減るのは当然の流れ。
土地建物を買っても価値はどんどん下がっていくだろうし、手元に自由になる現金がないことには自由が利かない。
いうなれば「キャッシュフロー家計」だ。ストックよりもフロー、という考え方。

頭金だけで新車に3年乗れる…トヨタ、新購入プラン展開

http://response.jp/issue/2009/0715/article127304_1.html
トヨタ自動車トヨタファイナンスは15日、新車の購入時に頭金を支払えば、月々の支払いなく3年間新車に乗ることができる、新しい購入プラン「残額据置き払い」を共同で開発、本格展開を開始すると発表した。22日より、全国290社のトヨタ販売店のうち、約100社で取扱いを開始する。

そういう意味では、これは正しい戦略。しかし、一般消費者には慣れが必要だろう。
ローンで買った車と同じ扱いだよ、という印象をいかに与えられるかにかかってくるだろう。
最近盛り上がってきている「カーシェアリング」やこれまでにもあった「レンタカー」のように「共同」「借り物」だから汚しちゃダメ、っていうイメージが付いて回ると精神的に窮屈になるかもしれない。
だが、物を持たないという考え方は企業十分に浸透している。パソコンやコピー機は言うに及ばず、机や椅子までリースやレンタルになってる会社もあるだろう。
翻って家庭。
進歩が著しい反面、ハード的に固定されるデジタルAV機器は買うより借りたほうがいいものの代表になるだろう。数年前、数十万もした薄型テレビも今は数万円で買える。DVDが普及したかと思えば今度はブルーレイだ、HDDだときて、今度はきっとSDのようなメモリー媒体に録画したり、インターネット越しに録画する時代が来るだろう。そのたびに買っていたのでは懐が持たないばかりかゴミだらけになる。
VHSのビデオデッキやアナログテレビがほこりをかぶっている家庭はきっと多いはず。車にだって同じ事が起きるだろう。タクシーが「運転手つき超短期レンタカー」という扱いになっても面白いかもしれない。

企業がコスト削減のアイデアを思いつけば、それはそのまま家庭にも当てはまる好例だろう。