何度でも言おう。明るいうちは帰れない。

ニッポンを早起きに 京大教授ら国に提案へ

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100302000100&genre=C4&area=K00
 まず公的施設や学校で始業時刻を1時間繰り上げ、企業に協力を呼び掛ける。定着した段階で標準時の設定を変える。ドイツやフランスなど欧州では東寄りに標準時を設定している国も多く、中国も国土東側の北京の時刻を全土で採用している。

何度もこの手のネタに反応する自分もアレですが…

何で時間をシフトするだけで経済効果が現れるのかうまく説明して欲しいものだ。どれもこれも精神論、期待論ばかり。
1日は24時間しかないし、人間が寝る時間は大抵決まっているのに。

標準時を1時間早くしてもその時間に合わせて帰れるのは、公務員と学校だけ。サラリーマンが早く帰れるわけがない。
良くても現状維持。悪くすれば1時間労働時間延長。誰がどう考えてもこうなる。

「定着した段階で標準時の設定を変える」

ってさらっと言ってるけど、それまではお役所と学校だけは1時間早上がり、企業はそのまま、って言う生活になるんだから、役所に用があるサラリーマンは朝の1時間に殺到するだろう。
公立の保育所なんかも同様だろうから、保育時間が1時間早く終わっても、サラリーマンの親は帰ってこれない。延長保育でもさせるつもりだろうか。
企業は当然、官公庁シフト+民間シフトになるから、小売なんかは間違いなく朝1時間営業時間が早くなるだろう。