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国体化したプロ野球・Jリーグ

W杯とJリーグは別物

http://news.livedoor.com/article/detail/4864379/
「ほとんどの選手がJリーグでプレーしているので、Jリーグにも足を運んで、ぜひ盛り上げてもらいたいなと思います」
 決勝トーナメント1回戦のパラグアイ戦に敗れた後、ゲームキャプテンの長谷部がこう訴えた。
 Jリーグ鬼武チェアマンが「(長谷部の言葉に)涙が出た。心の中で感謝状を出します」と感激したというが、16強進出で国中が盛り上がったW杯人気をそっくりJリーグへ、とはいかないようだ。
 実際4年前のドイツ大会でもJリーグ再開直後の観客動員数がW杯直前よりも減るなど、代表人気が、Jリーグの集客や関心に結びつかなかった。

これって野球でも同じようなことになってて、この状況、どこかで感じたことがあるなぁと思ったら、「国体」に同じ空気を感じていたことを思い出した。
簡単に言うと、各スポーツはこういう関係になっている。

  世界 日本 高校
スポーツ一般 オリンピック 国体 インターハイ
野球 WBC プロ野球 高校野球
サッカー ワールドカップ Jリーグ 高校サッカー
世界大会は文句なし、世界一を決める大会であり、みんながあこがれ、すばらしい力と技が駆使される最高峰のスポーツイベントということになる。注目度が高いのは当然だろう。さらに「日本代表」のように、ナショナリズムをくすぐる面もある。

一方、高校スポーツになると「高校時代、自分もスポーツをやっていた」という人が多いだろうし、その中で日本一になることはかなり難しいことも肌で感じることが出来る。また、アマチュアスポーツとして余計なことを考えず、純粋に競技として戦う姿もまぶしいのもがある。さらに「地元の高校」とか「都道府県代表」という性格が明確に出てくるため、ついつい地元チームを応援してしまう。野球もサッカーも、それ以外の高校スポーツも、地元高校が負けても近県の高校を応援したりすることもあるだろう。地元密着の大会だ。

そして、国内プロスポーツと国体。プロとアマの違いはあるものの、地元意識も低く、世界レベルの力と技と言うわけでもなく、関心の無い人にとってはいつの間にか始まっていつの間にか終わっている感じがするのだ。

Jリーグもプロ野球も人気が低迷しているのはそういう理由だろう。しかし、そんな中でも地方を地元とするチームは愛着度も高く、関心度も高い。結果としてチケットも売れればテレビの視聴率も高いということになる。

Jリーグもプロ野球も、もっと地元意識を持たせることが出来れば…というところに鍵がありそうだが、首都圏のように住む場所がどんどん変わっていくような地域は地元意識は根付きにくいだろう。むしろ、大都市になるとみんなに人気があるチームより、自分だけのチームの方が好き、という流れにもなり易いだろう。
と、なれば人気回復の手は一つしかない。

チームの再編である。

野球はいつまでもジャイアンツに頼らないこと。サッカーもヴェルディジャイアンツ化しようとしたがうまく行かなかった。チームへの参画意識が必要なので、既存チームの焼き直しでは「自分だけのチーム」意識は芽生えにくい。一番良いのはチーム発足時から関係がもてる、ということなのだ。したがって、チームの人気がなくなったら解散し、新チームを作る、というような流れが必要なのではないだろうか。