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日本酒大手はもっと美味い酒を一合で出せ。そのためにも1合ビンの共通規格化を。

日本酒離れに歯止めを!ライバル2社が異例の販促タッグ 菊正宗酒造月桂冠

http://sankei.jp.msn.com/life/trend/100708/trd1007082057013-n1.htm
両社の新商品「上撰」は、単身世帯や核家族の増加に合わせ、一升瓶(1・8リットル)より一回り小さい4合サイズ(720ミリリットル)に統一。クラシックなラベルを使い、栓も従来のネジ栓でなく王冠を採用した。月桂冠の小森康孝専務は「一升瓶のミニ版にこだわりたかった」と話しており、風情のある瓶の比率を高め、日本酒需要の掘り起こしを狙う。

ビンやラベルにこだわるのはまぁ、許そう。
しかし「一回り小さい4合サイズに統一」なんて自信たっぷりに言われてもなぁ…
ビールだって消費量が落ちてるとか言われているし、低アルコール飲料が伸びているとも言われている以上、ビールやチューハイよりアルコール度数の高い日本酒が缶ビールや缶チューハイよりサイズの大きいものしかないのは、すでにマーケットを見誤っているとしか思えない。
甲類焼酎なら大きいビンでも日持ちはするが日本酒は日持ちがしない。ゆえに、飲みきりサイズにしないとおいしい日本酒は飲んでもらえないのだ。缶ビールや缶チューハイの主力が350ml缶であることを考えれば、日本酒は1合で十分。缶で出すなら缶コーヒーサイズ。ビンで出すならコカコーラサイズだ。
嗜好性の強い食料品は「量は少なく、種類は多く」という食べ方を好む人が多い。それを考えれば日本酒1合はそれでも多いかもしれないのだ。その点を考慮すれば、洋酒のように、ポケットサイズで販売するというの、お試し版として売れるかもしれない。日本酒ファンの裾野が広がる可能性があるのだ。小さいびんにすればコンビニにも並びやすく、若者に訴えやすいだろうし、夜お酒を買いに行きやすくなるだろう。

そして、もう一つ、最大の問題点が「まずい」ということ。

ビールのように大手4社の寡占状態、あとは地ビールだけ、という状態でも、消費者はそこそこ満足している。それは大手のビールがそれなりにおいしいからだ。

しかし、日本酒はどうか。テレビコマーシャルを出すような大手日本酒メーカーの日本酒は往々にしてまずい。資金もお金も人もたくさんあるはずなのに、どうしたことか。地方の小さな造り酒屋のお酒の方がはるかにおいしいものがたくさんある。
居酒屋さんで日本酒を出してくれるお店の場合、その多くが大手のビールと地方の日本酒、という組み合わせになっていて、大手の日本酒を扱っているところはあまり見かけないのもこういった理由からなのではないだろうか。
とはいえ、地方の酒蔵は量産できない。ビールのようにイメージで売ることがむずかしいのだ。それ故、本物が求められる。
大手日本酒メーカーはもうちょっとマシなお酒を作って欲しいものだ。その上で「1合ビン」の共通規格化が必要だ。