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日本のメーカーは消費者の声を聞きすぎだ

日本の家電各社が「ルンバ」を作れない理由 国内製造業の弱点はそこだ!!

http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/120211/wec12021118000001-n1.htm
 「技術はある」。パナソニックの担当者はこう強い口調で話しながらも、商品化しない理由について「100%の安全性を確保できない」と説明する。
 例えば、掃除ロボットが仏壇にぶつかり、ろうそくが倒れ、火事になる▽階段から落下し、下にいる人にあたる▽よちよち歩きの赤ちゃんの歩行を邪魔し転倒させる−などだという。

http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/120211/wec12021118000001-n2.htm
パナソニックの担当者は「日本企業は完璧(かんぺき)を求めがちだが、その過程の一部にも実はビジネスになるものがたくさんある」と指摘した上で「海外企業をみていると、ときとしてアグレッシブにやることも必要だと感じる」と本音を明かす。

確かにその通りだろう。日本では完璧を求めがちだ。訴訟リスクも高いだろう。

しかし、それは相手が日本の大企業だから、ということが多分に含まれているからなのではないだろうか。
これが海外のメーカーだったり、国内でも聞いた事もないようなメーカーだったらどうだろうか。

分かりやすい例の一つが携帯電話に付いているカメラがある。
盗撮防止と言う目的のためなんだろうが、全体のデザインをまるで無視したレンズの強調。せっかく米粒ほどに小さくなったレンズを500円玉のように大きさにまで強調したのでは何のためにレンズを小型化しているのかまるでわけが分からない。しかも、国産すべてのメーカーどれもこれも同じように強調している。
これほどまでに気を使っているのに、海外からアップルのiPhoneをはじめ、スマートフォンが入ってきたらどうだろうか。あの化け物のようにカメラのレンズを強調したデザインになっているスマートフォンは皆無である。その後出てきた国産機も然り。誰かが殻を破ったあとでないと日本のメーカーは安心して製品を世に出す事ができなくなっている。

このての話は何もリスク回避のための技術ばかりではない。100点満点の製品を10万円で売ろうとばかりしていて、80点の製品を3万円で売り、市場を制圧してしまおうという意気込みに乏しい。わざと市場をシェアしているのではないかと思うぐらい中途半端なのだ。

気がついてみれば電化製品はアイロボットのルンバだけでなく、ダイソンの掃除機やら、その他中国や韓国メーカーが目立つようになってきた。中韓の製品は100点満点で10万円の製品は少ないが、80点だけど3万円ならこれでいいや、と思わせるものが多くなって来ている。

特にソフトウェアが絡むものは、100点満点にしてから製品として世に送り出すというやり方では、製品価格も高くなるだけでなく、タイムリーな製品販売をする事が出来ない。80点の状態で世に送り出し、残りの20点分は後からソフトのバージョンアップで対応するというやり方で、価格を安くし、タイムリーな製品を市場に投入していかなければ、勝ち目はますます減っていくだろう。

日本のメーカーはあまりにも消費者の声を聞きすぎているのではないだろうか?
悪評は高いかもしれないが、アップルをはじめ、サポートは一定水準の範囲内に留めている事が多い。

無駄な機能と無駄なサポートを価格に転嫁することを良しとする考えは捨てなければならないだろうし、安い製品を買ったお客へのサポートはそれなりに、という事を理解させていく必要があるのではないだろうか。