男性が「面倒、無関心、嫌悪」だと思うのは、女性のご都合主義が過ぎるからだ

特集ワイド:カノジョは面倒?「草食男子」ここまで 「セックスに無関心、嫌悪」25% 「性体験なくても平気」

http://mainichi.jp/feature/news/20131010dde012040013000c3.html
問題は、男性ホルモンが一番多く分泌されているはずの20代男性がセックスに関心が向かなくなり、敵視する人まで現れていることだ」と指摘する。セックス以外の異性との関わりを「面倒」「嫌悪している」とした人も20〜24歳で27・7%、25〜29歳で29・4%と上下の年代に比べて高い。

男性が持つ性欲は汚らわしい、忌避すべき、嫌悪すべき、他に興味をそむけるべき、興味をもつべからず、と大人がさんざん仕向けてきた結果なのに、何をいまさら嘆くのだろう。こういう指導してきた大人たちは念願がかなった、理想の青少年に育った、と喜ぶべきだ。

特定の女性に対してだけ欲情しなさい、それ以外の女性を見ても一切欲情するな、不特定の女性を見ても欲情するな、と女性に都合のいい男性の性欲を期待しておいて、いざその通りなったら困ると言われても、本当に困るのは草食男子の方である。こんなことを多感な時期にさんざん浴びせられ続ければ、セックスに無関心になったり嫌悪したり、セックスしなくても平気と言ってしまう精神になるのは当然のことだろう。

コラムニストの北原みのりさん(42)は、20代の男性たちに「性欲はあるのにロリコン化が進んだ。性欲もあり、言いたいことを言う大人の女性と向き合う体力、知性がなくなってしまった」と手厳しい。

これは違う。
「言いたいことを言う大人の女性と向き合う体力、知性がなくなってしまった」のではない。
「女性と向き合っていいかどうかは女性が決める、男性にその権利はない。」「女性に対して能動的に向き合うな」「女性に合わせろ、男性は女性に従え」
と言われてきたからそれに従っただけ。

たまたま今女性は逆の事を言ってるだけ。
「積極的に女性と関われ」「女性に気に入られろ」
という命令を出しているだけ。

男性の性欲という自主性をがんじがらめに縛っていることに変わりはないのだ。
その縛りが男性ホルモンの力を凌駕したのだ。

「人と関わることで人生が楽しくなることや打てば響く会話のおもしろさを幼い頃から教えていかなければ、本当に滅亡してしまう」

ここでも無意識に「打つのは男性」「響くのは女性」だと思ってはいないだろうか。
日本が滅ぶのは男性が消極的なせいであって、女性は何も悪く無いと思ってはいないだろうか。

積極性の根幹たる男性の性欲を女性の都合のいいように使いたい、解釈したいと考え、男性の自主性を奪う行動をした時からすでにおかしくなってきているのだ。
男性に「今すぐ勃起しろ」と叫んだ時だけ勃起することを期待している女性に男性は「面倒、無関心、嫌悪」しているのだ。