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東京未婚者取引所を開設しませんか

婚活業界の”不都合な真実”なぜ婚活の成功率はこんなに低いのか

http://toyokeizai.net/articles/-/28007?page=3
とはいえ、成婚率10%はあまりに低調すぎます。その原因は何でしょうか。私は、「恋愛感情を醸成する仕掛けがない」ことに尽きると思います。現代ニッポンにおいては恋愛結婚が主流です。相手を好きになって結婚するのです。

そうした中、結婚相談所のスキームの根幹はプロフィールデータの交換です。データは無味乾燥な属性情報の羅列と若干のPR文。そこから、読み取れるのは人となりのごくわずか。また、お見合いが成立しても定番の「指定されたホテルのロビーで会話。時間厳守(60分)。連絡先の交換は厳禁」。

これで相手を好きになれって言われてもねぇ……、大半の人にとっては難しいでしょう。現行のスキームを抜本的に変えないかぎり、成婚率が増大することはないし、料金の訴求力も低空飛行を続けるのは必至の情勢だと思います。

じゃあ、現行のスキームを抜本的に変えたお見合いサービスにすればいいんじゃね?
恋愛結婚じゃなければ結婚じゃない、お見合い結婚なんて戦前の負の遺産、とばかりにカリカリしてもしょうがない。成婚率が上がらないのは、恋愛に決定的に向いていない人がそれだけ多いという表れであろう。恋愛は下手くそでも家庭生活を営むのは上手な人は少なくないと思われる。いや、むしろ恋愛ベタな人のほうが誠実に家庭生活を営んでいけるのではないだろうか。もっとも、女性の場合、一度は恋愛というものをしてみたい、なんて思う人は少なくないだろう。が、しかしだ。結婚相談所を使用する時点でこのへんは諦めたほうがいいんじゃないだろうか。

そして、この結婚相談所のシステム。プロフデータを見て恋に落ちろというのはなかなか難しい。生身の人間を見てダメだった人がデータで恋に落ちるだろうか。たぶん無理だろう。

と、いうことは、恋愛感情を挟まず、「新規家庭生活開始のためのパートナー募集のお知らせ」という形で結婚相手を募ったらどうだろうか。
仕事仲間を探すのだって誰でもいいというわけではなく、必要なスキルや資金、やる気や誠意など、それぞれ独自の価値観があるだろうから、その流れで結婚相手を探すサービスを作ってみてはどうだろうか。

結婚相談所の会員のほうが一般の未婚者に比べて、「年齢」「年収」「学歴」など相手に求める条件がはるかにキツくなるという実態が明らかになりました。

どうせこういう無茶な条件を並べて「いい人がいない」と嘆く人(多くは女性の方ではないかと思うが)が多いのだから、恋愛なんて言うオブラートなんかに包むのはやめて、正々堂々と必要条件を提示してはどうだろうか。
さらに「年齢」「年収」「学歴」の平均値や中央値をホームページ上でリアルタイムに表示すれば「相場」や「気配」というものが分かり、無茶ぶりをする人は少なくなるだろう。
いっその事、株の売買のように取引が成立したカップルに「お見合い権」を付与すればいいだろう。売買成立という「出来高」こそがこの新しいスキームでの結婚相談所の価値を示すとすれば、そのほうが健全ではないだろうか。結婚相談所は出来高に応じて手数料を貰えばよい。

私は、冒頭の“婚活中の草食系男子(推定年齢35)”に対して、結婚相談所の成婚率を告げると共に、次のアドバイスをするでしょう。「もし、相手に対する条件を上げるなら、自分自身の魅力も上げるべきだよ」と。

「相手に対する条件を上げるなら、自分自身の魅力も上げるべき」ともっともらしいことを書いているわけですが、これが正しいのなら、女子力をギンギンに磨きまくっている女性は早々に売れているはずです。

ここで間違えやすいのは「相手」は不特定多数なのに対して、上げる魅力は「自分自身」ということ。
つまり、自分は売り手である、という発想から抜け出さないと、自分を高く売りたいだけという話になってしまい、取引が成立しない。
草食系男子に必要なのは、買い手に回ること。好みの女性が買えるような力を身につける方が大事なのでは?