【第39回】「若者はダメだ」と叩かれる20代男性は知識を身につけ、上の世代と上手につき合おう

http://business.nikkeibp.co.jp/article/skillup/20080825/168765/?P=1

 20代男性の祖父にあたる人たちは、終戦後の日本から高度経済成長、バブルまでを生き抜いた世代です。言ってみれば「三流国」から「一流国」になる日本を経験してきたのです。そして20代男性の父の世代は、高度経済成長からバブル崩壊を生きた世代。「三流国」の日本は知りませんが、「二流国」の日本が「一流国」になる過程は見てきました。

 一方で20代男性は、最初から「一流国」の日本しか知りません。そして、日本がこれからどうなっていくか分からない時代に生きています。

これは半分正しくて半分間違いのような気がする。
20代男性は、「一流国」の日本が「二流国」になる過程を見てきた世代、というほうが正しいだろう。
ここを祖父や父の世代が理解できるだろうか。祖父や父の世代は20代男性のことを「一流国」でい続けている日本に生きる男性、と勘違いしているのではないだろうか。だからふがいなく感じる。でも実のところ20代男性のベクトルは祖父や父世代とは逆のほうを向いている。父世代から見た20代男性は、相対速度として祖父の世代が駆け上がっていく勢いと同じぐらいの勢いで20代男性が駆け下りていることになる。これが社会の中枢を牛耳っている40代以上には理解できない。自分の経験を含めて親兄弟まで全部「駆け上がった」事しかない人ばかりなのだ。それなのに自分たちの経験で「がんばればいい生活ができる」と言う経験から「知識を身につけろ」という答えをうっかり出してしまう。