【働く女子の実態】恋愛に乗り出さない男子が増えている!? で、女子はどうすればいいの?

http://escala.jp/jyoshi/2008/10/post_227.html

男子から積極性がなくなった、という話は女性誌だけではなく男性誌の特集でもよく目にします。確かに僕の周囲でも、なかなか恋愛に乗り出さない若い男性、増えてます。しかもこの人たち、別にモテないとか、恋愛に臆病というわけではなく、ただ単に「面倒くさい」という理由で恋愛から退却しているようで……。
(中略)
「恋愛ってお金も時間もストレスもかかるし、だったら他のことをやっていたほうがいい」(23歳/SE)
「女性と付き合いたくないってわけじゃないけど、誘うのが億劫」(24歳/営業)
「今まで3人の女の子と計4年間付き合ったけど、なんていうか、もう満腹。しばらくいいや」(23歳/営業)
(中略)
「情けないけど、したくないならしょうがないんじゃない?」(23歳/営業)
「女の子で恋愛したくないっていう子はあんまり見ない気がするけど。まあ、恋愛したいもの同士がするものだから、したくない男性がいてもいいと思います」(23歳/販売)
「女の子って積極的なタイプに惹かれることが多いので、自分から恋愛に積極的じゃない人は女の子の眼中に入らないんじゃないかなあ」(25歳/秘書)
「自分の好きになった相手がそういう人だったらさみしいけれど、興味のない人だったらどーでもいい」(24歳/販売)

バブル期に女性の相場が暴騰。男性は都市部の住宅同様、高くなりすぎた女性に手が出なくなった。
それに輪をかけたのが「男あまり」という世代の問題。さらに男女平等という意識が根付いてきた時代でもある。
そしてバブル崩壊。男も女も経済力がなくなった。が、女性の相場はそれほど下がらなかった。
女性相場が高止まりすれば、男性はあきらめて市場を退出する人が出てきたり、女性の相場が値下がりするまで待とうという人が増えるのもまた当然の成り行き。
しかし、世の中は長い長い不況に突入。社会環境や生活環境まで大きく変わってしまった。男性はもう恋愛どころではない。生きていくだけで精一杯。しかし、女性にかかる有形無形のコストはそれほど下がっていないし、当の女性も、自らをバーゲン価格にしてまで売ろうとは思っていない。男性の意識も「男女平等」が根付いた。女性にかけるコストなんてもう負うべきではないと思っている。男性社会で平等を実現するためには恋愛関係ではなく友達関係でなければならない。一方、女性社会では男女平等と恋愛と結婚という3つの考え方を都合よく分離した。恋愛においては男女平等にあらず、という考え方を示し、おいしい恋愛市場の主導権を握った。それに対し、結婚はおいしくないと考え、市場から去っていった。
結果的に「結婚市場」は高度成長期のころから縮小が始まった。いわゆる「晩婚化」だ。それに対し「恋愛市場」はまだ縮まなかっただけのことだった。商業的に「結婚市場」よりおいしい「恋愛市場」をあの手この手で盛り上げた。しかし最近は「恋愛市場」も縮小化し始まったのだろう。マスコミや商業者が笛を吹いても踊らなくなった。恋愛に限らず、縮小化する市場に未来を感じる人はいない。原油価格と同じ状態。投機でぐいぐい値上がりした後、男性側の実需がないことでちょっと値下がり。それでは困ると「産油国」女性が減産に入ろうか、といった状態。今後はエネルギー源としての石油離れ同様、男性側は恋愛対象としての女性離れが進むだろう。男女ともコストが最小で済む、マルチなエネルギー源を求めるように、まったりとした複数の男女関係が緩やかに構築されていく時代に向かうだろう。