ラジオ界は1つになれ

いよいよ試験配信開始!radikoはラジオ界の新しい風となるか

http://b.hatena.ne.jp/articles/201003/948
魅力が多い「radiko」ですが、デメリットもあります。それは、現時点でアクセスできる地域が限られていること。東京エリアであれば東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県にしか配信されず、大阪エリアも大阪府京都府兵庫県奈良県からのアクセスでなければ「radiko」を聴くことはできないのです。都市部の難聴取の解消が目的とはいえ、これではオンラインで配信するメリットが半減してしまいます。

radiko」の試験運用は3月15日から8月31日。実用化を視野に入れたテスト期間ですが、果たしてリスナーの反応はどうなのか、配信エリアの拡大はあり得るのか――。今後も注目したいサービスのひとつですね。

アクセス殺到でなかなかつながりませんでしたが…
地方民の私でも幸いなことに神奈川県民扱いで関東のラジオを聞く事が出来ました。
まぁ、試験放送中にアクセスログ解析をしてアクセス地域の制限を厳しくするのは目に見えていますが…

で、聞いてみての感想。

私はラジオ大好き人間なのでかなり甘口になりますが、音質がいい!!
特にAMラジオは既存の概念を覆すほどに良い音。
最近のパソコンとブロードバンドならパソコンの負荷も回線の負荷もほとんどなく、パソコンを使いながら聞くのに最適なメディアかもしれません。

しかし、これだけいい音だとひとつ思うところが。

ラジオのリスナーが電波からネットに移行した場合、電波の違いによる音質の違いから、AMはトーク中心、FMは音楽中心、という住み分けがされてきました。
しかし、これだけ音質がよいと、もはやAMとかFMとかどうでも良くなってしまいます。
MP3レベルでよいのなら、帯域は128kbpsもあればいいわけで、これならどこの局でも無理なく配信できます。
実際、海外のネットラジオ局はこのレベルで配信してますので、違和感はないでしょう。
そうなると、AMだからトーク、FMだから音楽、という住み分けは確実になくなりますね。

あとは携帯電話がとどめを刺す予感。

ラジオの電波が届かない地域でも携帯電話の電波は大抵届くので、携帯電話の電波を使ってネット配信でラジオを聞く。
これならどこでも聞けるというラジオの特性そのままに、さらにエリア拡大が可能だし、ノイズもない。
帯域さえ確保できればCD並みの音質も可能だし、1つの局で複数の番組をいっせいに配信することも可能だ。

ラジオファンとして、ここはひとつ、AMやらFMやら、中央やら地方やら、いろいろな垣根を越えてひとつになって欲しい。
地域に守られるのではなく、純粋に番組の中身で勝負して欲しい。