デフレ化する「女性」

なんか私好みのブログを見つけたのでいろいろ突っ込んでみる。

恋愛市場をなんとかするには

http://news.livedoor.com/article/detail/5111000/
恋愛市場において、男女の商品価値の決定要因には差異があるからです。つまりどういうことなのか、簡単に説明します。

男性は告白に失敗すればするほど自身の恋愛市場の商品価値が下がる(と、ほとんどの場合自分で断定する)一方で、女性は告白されたという事実があればあるほど自身の恋愛市場の商品価値が上がる(と、自他ともにみなしうる)からです。

ようするに、恋愛市場において男性が商品価値を上げるためには、告白をするだけでなくそれを成功させなければならず、女性は告白されたという事実をもってのみ商品価値を上げられるという、商品価値の決定体系に男女差があるのです。

言わんとする事は分かるけど、ちょっと違うような気がするなぁ…

男性市場も女性市場も、取引される人間の流通量はほぼ同じと思われるが、参入する買い手側の人数がまるで違う。
男性市場で買い手となる女性が少ないのに対して、女性市場で買い手となる男性が多いから、男性の価値が下がり、女性の価値が上がるのだ。

つまり「告白」は「買い注文」ということである。この考え方を応用すれば「片思い」は「買い気配」ということであろう。
告白に失敗したか成功したかは意味を持たないのだ。

男性が恋愛市場から撤退したのは、女性を買えなかったからというのもあるが、加熱した相場を冷やすにはどうすればいいかという事を男性が考えたのだ。
市場に参入する買い手が多すぎるから過熱するのだ。市場への参入を減らせば相場は冷える、と多くの男性は考えたのだ。

一見ばかばかしい考えに見える。
他人が市場から撤退して、自分が市場に残れば、価格の下がった女性を買うことが出来るが、自ら撤退したら買えなくなるではないか・・・
と考えるのはいわゆる肉食系の発想である。

告白しても運悪く(?)フラれ続けた男性は「俺なんてモテないしもうダメだ(2次元へ旅立とう)」と、恋愛市場から退場

実際に市場から撤退する人はこう考えるのだ。

2次元に旅立つのは冗談だとしても、女性市場から撤退する事を納得しているのだ。
それゆえ、本来男性の持つ繁殖行動からは考えられない
「一夫多妻を認めろ」「金持ちが子供を育てろ」「ただしイケメンを除く」
という意見、発言が多数出てくるのだ。

そして、フラれるとはどういう事か。
買い注文を出したけど、相場が買い注文以上の価格につりあがってしまい買えなくなってしまった、ということなのだ。

この「女性の価格」が一部の女性だけつりあがった状態なら何とかなっていたが、全体的に価格がつりあがり相場が加熱したのだ。
これを誰が名づけたか「女性バブル」と称した人がいる。

女性バブルの崩壊?(駄)

http://komachi.yomiuri.co.jp/t/2009/0701/249024.htm
「つまりね、かつて女性の価値はバブル期の不動産並みに資産価値があったんだけど、今のご時世、その価値は急落しているんだよ。だって、経済的な面から見ても昔みたいにお金は使えないでしょ?」

そして、バブル崩壊。価値が下がった。
しかし、その事に気がつかず、高値をつけつづけている女性が少なくない。

30過ぎて結婚出来ない女性の共通点

http://news.livedoor.com/article/detail/5108399/
「30過ぎて結婚したくてもできないとしたら、魅力的すぎて男性が遠慮しているか、結婚相手としての魅力がないかのどちらかではないか」

この事に嫌気がさして市場から撤退する男性が多数表れたのだ。

しかし、これは本来女性が持つ繁殖行動からすると耐え難いことなのだ。
男性はできるだけ少ない投資で、出来るだけたくさんの子孫を残す事を是とするのに対し、女性は自分に対する投資を最大限に高め、少ない子孫を立派に育てる事を是とする以上、自らの価値を下げる事は出来るだけ避けたいのだ。

http://news.livedoor.com/article/detail/5111000/
草食化した男性を恋愛市場に呼び戻すには、男性にも女性と同じ価値決定の体系を適用すればよいのです。ようするに「女性が男性の告白待ってないで告白してやれ! そして男性は告白されたことに自信を感じよ!」ってことですわ。

自らの価値を下げるだけでも不満であろう女性が、価値を下げるどころか、投資をする側になるのはもっと過酷だろう。

しかし、これを女性は受け入れなければならない。

できるだけ少ない投資で、出来るだけたくさんの子孫を残す事を是とする男性が、一夫一婦制の名の下、浮気を法律ベースで封じられ、たくさんの子孫を残すことが事実上不可能となっている以上、女性が男性に投資をする事も法律ベースで強制されても仕方がないレベルの事なのだ。

しかも、物価同様、女性もデフレ化しているので「待てば待つほど安くなる」女性市場が活発になるはずもないので、新市場たる男性市場を女性に盛り上げてもらうしかないのだ。

男性が今まで「当たり前だ」といわれ続けてやってきた、女性に対する投資を、今度は女性が男性に投資する。ここまで来ないと真の男女平等ではないのだ。