働き方はかくあるべし

辞めません、でも頑張りません――「新・ぶら下がり社員」現る (1/2)

http://bizmakoto.jp/bizid/articles/1101/13/news002.html
 まだ30歳だというのに、この「あきらめ感」は何だろう。仕事がつまらなくても、会社の環境を改善しようと思わない。与えられた仕事はこなすが、それ以上は何もしようとしない。つまり、給料さえもらえればいい。まるで定年間近の社員のようである。

えっ?こんなの当たり前でしょ?
高度成長期ならいざ知らず、団塊世代団塊ジュニア世代に上のポストと権限とお金を握られっぱなしの30歳のサラリーマンに何を期待しているの?

良し悪しは別にして、若者の投票率が低いのはなぜか考えたことがありますか?団塊ジュニア世代以上の皆さん。

辞めません、でも頑張りません――「新・ぶら下がり社員」現る (2/2)

http://bizmakoto.jp/bizid/articles/1101/13/news002_2.html
 与えられた仕事はきちんとこなすし、遅刻やサボリもなく、残業も必要であればする。上司の言うことは素直に受け入れ、逆らったりはしない。一見、従順な社員である。

 この与えられた仕事はこなすというのが厄介なのである。

 例えば営業担当に「今月は先月より新規顧客を5件増やせ」と指示を出したら、その指示を従順に受け入れ、新規顧客を増やそうと行動し始める。

 問題は、言わない限り動かないという点である。自分から仕事を増やそうとも、仕事のハードルを上げようともしない。新しい提案などはまったくしない。いつまでたっても受身のままである。

これの何が悪い?とってもいい社員でしょ。ちゃんと与えられた仕事をこなすって簡単じゃないんですよ。

これも高度成長期的な発想なのかなぁ。100点取るのが当たり前で120点を取りにいくのがサラリーマン根性、みたいに、がんばれば与えられた以上に稼ぐこともできるよ、的な感覚。
いまは新規顧客を5件増やせって言われて5件増やせる社員がどれだけいるの?増やすどころか現状維持ですら困難なのに。
もちろん、現状維持を最低ラインとして拡大路線を目標とせんがために5件増やせというのは分かる。しかし、画期的な手法でもない限り現状維持ですら困難なのは自明なのだ。と、なれば、こういう生き方になるのは至極当然。団塊世代の営業マンだって、ノルマをクリアすると次のノルマがきつくなることぐらい知っているだろう。そこを状況判断せずに精神論で押し切ろうとするからこの生き方に違和感を感じるのだ。

 残業や休日出勤を嫌がり、上司が頼んでもきっぱりと断る人がいる。残業代や休日出勤手当てを満足に出せないのなら嫌がられても仕方ないとは思うが、支払われるのに嫌がるのは、自分の時間を持ちたいのが理由だろう。仕事に熱意を注げないから、プライベートに入れ込むのである。

ワークライフバランスは何処にいったかのなー?
今、モーレツ社員やってどうにかなると思っているのでしょうか。今必要なのは努力、根性、忍耐ではなく戦略と合理性と必然性。