そのうち「若者のケータイ離れ」とか言うはず

「若者の○○離れ」と各業界が言うようになってます。

中日春秋

http://www.chunichi.co.jp/article/column/syunju/CK2009011702000069.html

クルマ、酒、恋愛、本、煙草、マージャン…。こう並べれば、実におじさん世代の青春そのもの。彼らは今、各業界の中枢にあって、自分が若き日に惹(ひ)かれたものに惹かれない若者を惹きつけるという難事に挑んでいる

一言でまとめちゃったのがこのコラム。
おじさん世代が若者を理解しようなんて無理。いままでの若者が都合よく踊ってくれていたのは、お金と時間の両方に余裕があってこそ。
そのお金と時間の両方を若者から奪い取っちゃったんだから離れるのは当然の結果。個人の生活もリストラする時代。子供や恋人という人員を削減し、タバコや麻雀などという無駄遣いはいうに及ばず、車や本ですら投資対象から外す。もっとも、これだけインターネット環境が普及し、通信販売で送られる荷物が、ちょっとしたガソリン代や電車賃程度の送料で届いてしまうことを考えれば、これはもう都会も田舎もない。
そのうちきっと「若者のケータイ離れ」とか言い出す。
そのとき、いままでケータイのせいにしていたこれらの業界はなんと言い訳するのだろうか。
一足早く「若者離れ」が始まったであろう音楽業界。若者離れ始まったときは、「CDが売れなくなったのはケータイのせいだ」とか「違法ダウンロードのせいだ」とか言っていたが、実際はどうだろうか。
いま大騒ぎしているこれらの業界は、音楽業界を勉強・調査して見ると何かが見えるかもしれない。