若者の海外旅行離れ加速を業界幹部が「トンデモ分析」

http://www.zakzak.co.jp/top/2008_05/t2008050225_all.html

 佐々木隆委員長(JTB社長)は「初めて海外に行ったとき、強烈な驚きと刺激を受けた。旅行業界が自ら立ち上がり、関係機関と連携して海外旅行への新鮮な興味を取り戻したい」と決意を示し、沢辺宏推進室長(JATA)が冒頭の分析を語ったところ、ネット上で若者たちの怒りが噴出した。

まさに典型例。自分が若かったころの経験が正しいと信じて疑わない。経済や情報だけではない。すべてが昔とは違う。

 「年収200万円以下が1500万人じゃ無理もない。ラブホテルさえ行けない」「(海外へ行かないのは)経験の有無じゃない。テレビやネットで見られるからでもない。もう、憧れがないからだ」「『若者の〇〇離れ』というが、クルマ、プロ野球、テレビ、理系、パチンコ、CD(レコード)、結婚などすべて、30年前の価値観だ」

娯楽、情報だけではなく、結婚のような生活面までリスクが大きすぎて構築できない。ここで言うリスクは自分に降りかかるリスクだけではない。親、兄弟、結婚相手まで、おおよそ身近にいる人たちすべてを巻き込むリスクだ。この懸念がもしかしたら生まれるかもしれない「我が子」にはますます重くのしかかる、と考えてしまうのは当然のことだろう。