「バグの無いシステムは無い」が「開発者は成功してほしい」

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/OPINION/20080523/303886/?ST=ep_infrastructure

 「システム開発が終盤を迎え,テストに明け暮れる日々になると,見つかるバグの数が段々減っていきます。その推移を示すグラフを作って,経営会議に提出し,ここまで減ってきているので予定通りの期日に新システムを動かします,と報告しますよね。ところが何人か,納得しない役員が出てくるのです。彼らはグラフの線が一番下につくまで,つまりバグがゼロになるまでテストしろ,と主張する。困ってしまいます」。

この記事自体はIT系の話であるが、この話は日常生活における「社会」「法律」というシステムにもいえる。
バグという名の「犯罪行為」や「脱法行為」=規制をしたい人にとって「キモい」と感じる部分が完全になくなるまで規制を掛け続けたいと考え行動する。その結果、今の日本は非常に息苦しい世の中になっているのだ。わずかに外れることも許さない。外れたものは徹底排除したい。精神的に潔癖症が度を越え、精神的アレルギー症状となって現れているのが「キモいから規制しろ」論なのだ。

わずかに外れた事。その最たる例でもあり、他人も困る例が「借金」だ。踏み倒そうとしてお金を借りてそのままトンズラ、ぐらいの図太い精神があればいいのだが、日本人の多くは借金を返そうと努力し、返せないとわかると死んで詫びる。

その結果…