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結婚紹介業って、人材派遣業と同じじゃないの?

「婚活ブーム」の一方で 結婚紹介業への苦情増加

http://www.j-cast.com/2009/01/26034050.html

結婚相手紹介サービスを利用するには登録料や月会費、成婚した場合の手数料などがかかり、年間総額は平均30万円になる。お金はかかるが、「手堅く結婚相手を探したい」という婚期が迫った男女に人気のようだ。

なんかどこかで聞いたことがある文言だ…と思ったら、これって人材派遣業と同じなんじゃないかと。あと、在宅ビジネスも同様かな。
派遣だと登録料は無料なところが多いけど、寮に入るのが必須だったり、在宅だと指定のパソコン買え、みたいな話がついて回るあたり、人材派遣業のピンハネや在宅ビジネスの初期費用と同じだ。
利用する側の「手堅く結婚相手を探したい」なんていういいわけも「手軽に職を探したい」「空いてる時間にできる分だけ仕事を」というノリに近いものを感じる。
結婚したい、と考えているくせに、相手探しは結婚相手紹介会社任せ。
仕事したい、と考えているくせに、職場探しは人材派遣会社任せ。
どちらも本質であるところの結婚相手探しや職探しという首根っこを相手にゆだねている事に違いは無い。結婚相手紹介もまたある意味貧困ビジネスというべきなのかもしれない。

「1年程前、結婚紹介サービス契約をした。世界各地から希望に合った人を探し出すというプランだが、思っていたほど紹介がない」
「結婚相談所の契約を中途解約した。3か月以上経つのに解約金が返金されない。取り戻す方法はないか」
「結婚情報サービスの2度目の更新が出来なかった。『契約を続行するかどうかは当社が決める』というが、会員期間が分かりにくく問題だ」

したがって、苦情も似たようなものになる。
「思っていたほど紹介がない」「契約を続行するかどうかは当社が決める」なんて派遣や在宅の苦情そのもの。
首根っこを相手に預けたんだから、生殺与奪は相手の気分ひとつ。相手が生きるか死ぬかを考える前に自分が生きるか死ぬかを考えるのは当然のこと。そんな羽目に陥るのは当然の結果だといううことが分からないのだろうか。

ハローワークや求人情報誌のように仕事の内容や報酬、条件などを公開した上で、職に対して応募するなら選択の余地はある。
しかし、職が落ちてくるまで口をあけて待っている雛鳥のように、不自由な身においた上でうまい飯が食べられると思ったら大間違いだ。親鳥が死んだら雛鳥は死ぬ。すなわち、雛鳥より親鳥が先に死ぬことは無い。派遣も同様。派遣社員より先に派遣会社の内部の人が先に死ぬことは無い。
あくどいことはないと信じたいところだが、本当にいい条件の仕事が入ったら、そんな仕事は派遣に回さず内部の人が自分で仕事するだろう。
でも、それだと派遣に登録してくれる人がいなくなってしまうので、ありもしない好条件の仕事を餌につるのだ。

結婚相手紹介業はどうだろうか。こんな結婚希望者がいます、と情報公開した上で、その人に対して応募するなら選択の余地がある。
しかし、結婚相手が落ちてくるまで口をあけて待っている雛鳥のように、不自由な身においた上で理想の相手が見つかると思ったら大間違いだ。親鳥が死んだら雛鳥は死ぬ。すなわち、雛鳥より親鳥が先に死ぬことは無い。結婚相手紹介も同様。結婚相手希望者より先に結婚相手紹介業者の内部の人が先に死ぬことは無い。
あくどいことはないと信じたいところだが、本当にいい条件の女が登録したら、そんな情報は公開しないで内部の男と真っ先に結婚するだろう。
でも、それだと結婚相手紹介業に登録してくれる人がいなくなってしまうので、サクラを餌につるのだ。

相談所の担当者に、「男性は一流企業勤務。今日入会すればこの人を紹介できる」と言われ、写真を見せられた。サービス利用期間1年間、約20万円の契約をし、しばらくして第1回目の紹介写真とプロフィールが届いたが、そこに勧誘の時に見せられた男性の写真はない。相談所に問い合わせると「(男性は)退会した」と言われ、信用できないので解約したいと思っている。

別の20歳代女性は、ネットで見つけた結婚相手紹介サービスを利用している。もっぱら外国人の相手を紹介する業者だが、今まで紹介された外国人男性は結婚の意志がなかったり、著しく高齢だったりして、とても適当とは思えない。業者に抗議しても誠意ある対応をしてくれないという。

その結果がこれ。こうなることは当然の結果なのだ。

それとは別に、この手の話でちょっと不愉快なのが「被害者は女性」「加害者?は男性」という図式を持ち出すケースが圧倒的に多い印象がある。
でも、結婚紹介業自体、登録者は男性のほうが多いのではないだろうか。

会員の男女比・年齢層:婚活NAVI

http://www.ncg07.jp/archives/post_5.html
・O-net(オーネット)女性:27,829人、男性:23,311人
・NOZZE(ノッツェ)女性4、男性:6
・ブライダルネット女性:45%:男性55%

結婚願望に男女差はそれほど無い。

もはや「神田川」ではない。イマドキ20代の同棲意識

http://homesclub.next-group.jp/research/research/2007/post_28.php

「2、3年以内に結婚したい」「いつかは結婚したい」などの回答と合わせると、希望する時期に差はあっても20代社会人の89%が結婚したいという意思を持っていることが分かります。

しかも、絶対的に男性のほうが余っている。

もはや「神田川」ではない。イマドキ20代の同棲意識

http://homesclub.next-group.jp/research/research/2007/post_28.php

20代社会人女性の過半数にあたる52%、そして20代社会人男性のうち62%が「現在付き合っている異性はいない」と回答しています。

どう見てもお客となるはずの男のほうが多い。結婚相手紹介業は、男をターゲットに商売したほうがいいはずなのだ。
と、なれば、苦情を言うはずの人も必然的に男のほうが多いと考えたほうが自然だ。にもかかわらず、女の苦情しか出てこないのは「だますのは男。女はいい人ばかりだよ」という事にしておかないとメインターゲットである男の客が減ってしまうのだ。
テレビCMも同様だ。結婚相手紹介業の多くは「男の側には『たくさんのひとを紹介してもらえます』」「女の側には『いい出会いがあってよかったです』」と、男にとっては機会がある事だけを大々的に宣伝し、女にとってはちゃんと結婚できるということだけを宣伝するケースばかりが目立つ。裏を返せば、男は失敗するケースがたくさんあります、ということなのだ。これを考えてみても、男のほうが苦情を言うケースが多いはずなのだ。

この世界も派遣同様、まだまだ何か隠されていることがある、と思ったほうがいい。